Full Circle
Happy LIV6、観ました。
色々興奮はしましたけども、とりあえず新曲についてだけ覚めやらぬうちに。
歌詞を書き起こしたんですが、これ現時点では今日のライブ映像にしか無いものだから引用ってのも変ですかね、と思いつつ部分部分のせてます。
まず曲名『Full Circle』ですが、文字通りの“全円”という意味だけでなく、
come full circle = 一周して元の位置に戻る
という意味を持つそうで...
私が感じた事としては、“初心” “原点” “居場所” “完全体” とか。
ふ、深い...と思いながらもうまく言葉できない自分自身が、あ、浅い......これオタクあるあるでしょ(決めつけ)
まず6人が揃って歌い踊り続ける事で一つの円が完成しているよね、と振り付けも踏まえて思いました。
誰も欠けちゃいけない、そして欠けていないという事実、これは何度考えても当たり前なんかじゃない本当に特別なことですね。
そしてそんな彼らが、グループを“帰る場所”と表現するのをよく見る気がしますよね。
この曲の歌詞にも出てきます。
進み続け たどり着いた今 OH OH
この場所に戻ってきたら
また探し出せそうで
それぞれをV6に縛り付けずに自由に道を極めることが、一周回ってV6であり続けられる強い原動力にもなっている。
V6が全ての始まりであり、彼らが初心に帰るときはきっと必ずV6を想うんじゃないですかね。
なんだか読めば読むほど分かりそうで、分からなくなりそうな歌詞だ...と脳内がグルグルしちゃってるんですが。
コロナ渦による露出の減少もあり、25周年という節目が彼らにとってどの程度の重さを持つものなのかがイマイチ分かっていないところがあるんですよね。
以前にも15周年は通過点だなんて笑い話で言ってましたし、20周年は周りからの反応でやっと実感する〜という感じだったようですしね。
25周年、どんな色の節目なのかな...って分かってないんです私は。
でもこの曲を聴いて、確実に25年アイドルやってないとこの歌詞は歌えねえっすわ...と新規なりに思った部分がありまして。
“流行って、廃って、歴史はまた繰り返してくよ”と
こういうこと歌う側が言い切っちゃうのって忌野清志郎さんか桑田佳祐さんでしか見たことない。(なわけ)
流行り廃り 側 の人ですからね。歌ってるの。
ものすごく俯瞰的で、現実をドン、みたいな。こういうメタというか、知ってるけど言わんといて〜〜的な事を歌えちゃうのは、
アイドルでありながら個々が表現者をやってきたからだと思います。
若いアイドルがあえて俯瞰的な歌詞を歌う例はあるにはありますが、プロデューサーの方針かなみたいな。上の人に歌わされてる感ちょっとあるんですよね。着せられた哀愁という感じ。それも魅力的ですけど。
やはり25年っていうアイドルとしての歴の長さもあるし、何より一人の男として積んだ経験っていうのがバックに見えるから、染みるというか。
経験って生きているだけで一日一日増えていくものですから、20周年からの5年はやはり軽くない。当たり前ですけどね。
次、
この状況がなんだよ!
状況は俺が作るもんだろ?
そりゃ俺らだって色々あるよ
剛健ラップ剛パートです。言わずもがな最高です。
ここもメタというか何というか、
画面の向こうのアンタに言われちゃ敵わないって感じですよね。
そりゃ俺らだって色々あるよって、そりゃあるでしょうよ、こっちも色々あるんだからそっちはもっともっっとあるでしょうよ!!大変だよね(号泣)(唐突)
人間なんて本人じゃなきゃ分からない事だらけです。ファンはこれ以上踏み込めません。
変にパーソナルスペースガバガバ“風”にされるより、こっちは色々あんだよって突っぱねられた方が納得しません?私はします。Mじゃないけど。
堂々とファンをかっこよく突き放せるところにベテランアイドルの風格を感じましたし、
それってある意味優しい世界なんじゃない?と。
ファンとの信頼関係が25年分あるからこそ歌える歌詞に思えます。
この曲って全体を通して、ボイスパーカッションの効果もあってか、アウトローというかバックストリートというか(??)
吐き捨てるような歌に聴こえるんですよね、悪い意味じゃなく。
人生諦めも大事よね〜ハハッ みたいな。
とりあえず明日は来るし生きるしかねえな〜自分信じようぜガハハ みたいな。
ポジティヴな表現の歌詞に滲む、小指の先ほどのネガティヴが、大人の男の人生経験に想いを馳せさせる感じがします。
特にこことか...
後悔はない 結果オーライ
自分に生きるしかないStyle
そう、やるしかねぇなぁ!
うまくいくはずさ
I’m gonna be alright
I’m on my way Oh!
一見前向きな言葉が並ぶけれど、よく考えるとちょっとやっつけ感があるんですよ。現実から目を逸らしてるような。
みんな辛い事があっても悩んで答えが出ない時も勝手に日は昇るし時の経過から逃れられない。
何とか言い聞かせて、やるしかねぇっつってやってんですよね。
死ぬときに笑えて、結果オーライって言えるために色んな事を犠牲にしてるのかもしれませんね。
メンバーがアラフォー&アラフィフで25年アイドルやってきてて今更
「人生ぜ〜んぶうまくいくよ!わ〜い!」
とか言われた日にはもう虚無ですよね。
むしろ、何か辛い事がありましたか?と心配しちゃう。
だから私はこの曲を聴いて、
もうネガティヴな感情も無視しないで良いや!けどまあ、人生なんとかなることに違いはないよ。俺たちもこんな感じで自分なりにやってるし。
って言われてるような気分になりました。
元気でるわ〜。
最後に言いたいのは、以下の部分について。
正しい答えなんて一つじゃない
みんなカラフルでいいんじゃない?OH OH
サビとして何度か登場する歌詞です。
このカラフルっていうのがなんともV6らしいよなと思いました。
自他共に認める声色の多様さが彼らの持ち味ですが、素晴らしくバラバラなのに素晴らしくまとまりがある上に、
全員もれなく嫌な癖が無いところが凄いですよね。
だからどこをかいつまんで聴いても美味しい。
パレットに6色出して、全部の組み合わせで試して混ぜてみて、全部奇跡の色が出来上がっちゃった感じと表現したい。
2色でも3色でも4色でも5色でも、ぐちゃっとならずまた別の色になるのはもう完璧なバランスとしか言いようがない。
そういう意味で、カラフルっていいな...と私が勝手にしっくりきただけなんですが。
V6カラフルやん。っていう。
本当に幸せをありがとうと言いたいです。
さあここから一週間、アーカイブにお世話になります。
順を追った考察でもなく、ゴチャゴチャの感想文で、
しかも寝る前にスマホでブァ〜ッと打ったので大した推敲も誤字点検もせずですが、鮮度命で公開いたします。
読んでくださった誰か様、心からありがとうございます。
ねき